ブックメーカー 利益と税金
ブックメーカーで大きな収入を得た場合には、稼ぎに応じた税金を支払う必要があります。
インターネット上では「ブックメーカーで得た所得は隠せる」という情報がありますが、そのような情報を真に受けるのは非常に危険です。運よく隠せたとしても後から正規の額よりも多い追加徴税を支払う破目になるので、きちんと納税しておくことが大切になります。
一般的にブックメーカーで得た所得は、一時所得か雑所得のどちらかに分類されます。一時所得は営利を目的とする継続行為以外で生じた所得で、労務等の対価や資産の譲渡の対価としての性質を有していないものを指します。
一方の雑所得は、他のどの種類にも当てはまらない所得です。ブックメーカーは遊びの範囲に収まるものであることから、そこで所得を得たことを考慮すれば一時所得が妥当ですし、それには該当しないのであれば雑所得が妥当であると言えます。
また、これらの所得にははっきりとした定義がなく、税金を納める際にはどの納め方でも問題はありません。
一時所得と雑所得のどちらで申告しても問題はありませんが、一時所得の場合は儲けから50万円を引いたものとなります。 それに対して雑所得は儲けそのものに税金がかかるため、一時所得の方が少しだけお得です。ブックメーカーで多くの儲けを得た場合、確定申告は欠かせない作業となります。
面倒だからと言って後回しにしてしまうと、更に面倒なことになってしまいます。そのため、早めに経費・収入を計算して申告を済ませてしまうことが重要であると言えます。